県立川越高校へ進学
- その他の合格校
- 川越東高校 合格
M・U
県立所沢北高校へ進学
- その他の合格校
- 山村学園高校 合格
M・E
兄弟で切磋琢磨しあいながら、第一志望の県立高校に合格
受験勉強に本気になれた夏特訓
双子の兄弟である2人。塾で学び始めたのは、中3の春からです。卒塾生であるお兄さんが楽しく、一生懸命に学ぶ様子を見ていたので、2人とも本格的な受験勉強が始まる中3から通いたいと思っていたのです。もちろんそれまでもお互い部活と両立しながら定期テストの勉強はしっかり取り組んできましたが、2人とも第一志望の県立高校に合格にするには、さらに成績を上げる必要がありました。
受験勉強に取り組み始めたのは、1学期末。それは校舎内が夏特訓の予習を頑張ろうという熱気に溢れていたからです。「夏を制する生徒が受験を制する」との塚本校長の言葉も響きました。
「もともとしっかり遊びと勉強のメリハリをつけられる方でしたが、夏特訓が控えていたため今まで以上に勉強に力が入りました」とUくん、「確認テストの合格枚数で座席順位が決まる方式と聞いて、負けず嫌いの僕にとっていい刺激となり集中して予習に取り組めました」とEくんは振り返ります。しかし夏特訓に参加した2人を待ち構えていたのは現実の厳しさでした。Uくんは前半順調に合格枚数を重ねていくものの、問題が難しくなる後半に不合格を続出。Eくんは序盤からミスが目立ち、後半それを取り返そうと焦ったことでミスを増やし、合格枚数が増えませんでした。
THiNKテスト等で、常に校舎1位を目指し勉強に打ち込んでいたUくんでしたが、校舎を飛び出せば自分よりも優秀な生徒がいることを実感しました。Eくんは目標のクラスにわずかな合格枚数の差で入れず、悔しい思いをしました。どちらにも共通していたのは、全範囲の予習を終えられなかったことです。しかし、この経験で今まで以上に自分を律して、真剣に勉強に向かうようになっていきました。
自分の欠点と真剣に向き合い、大きく成長
2学期になって受験勉強に大きな影響を与えたのはVVコースでした。「一回一回の授業に密度の濃さを感じました。数学なども難しい計算が簡単にできるコツを教わったことで問題を解くスピードもアップし、宿題も一問一問自分のものになるよう丁寧に解いていきました」とUくん。「今まで十分に理解しているつもりだった内容が、授業を受ける中でまだまだ未消化の箇所があることに気づかされました。VVコースの学習によってそういった部分をしっかり補えたと思います」とEくん。
2人の勉強時間はますます増えていきました。学校が休みの日は朝から校舎にやって来て、夜遅くまで勉強を続ける日も多くなりました。Uくんは時間配分がうまくできず、試験問題全体を終わらせるまで時間がかかってしまうことが多く、Eくんは解ける問題でも計算間違いやスペルの書き間違えが目立っていました。しかし勉強時間が増える中で少しずつそれも改善していました。
過去問に挑戦し始めたのも2学期から。埼玉県の県立高校問題だけではなく、全国の公立高校問題をひたすら解き、できなかった問題はできるようになるまで解き直しを繰り返しました。
そういった中で迎えた大晦日・正月特訓。予習の範囲は夏特訓以上に多かったものの今回は決して妥協することはありませんでした。勉強に少しでも集中できないときは、自分たち以上に一生懸命頑張っている他の受験生の姿を想像し、気持ちを切りかえました。
この頃、Uくんの課題は英語の長文読解力をつけることでした。そこで実践したのは単語力アップ。一つでも多く覚え、長文を理解するスピードを上げることを心掛けました。Eくんは2学期末に受けた模試で目標の偏差値に届かなかったことに不安を覚えていました。3学期からは模試はないため、この模試で納得できる結果を出したかったのです。そんなEくんに「模試が終了してから追い付き、追い抜きが繰り広げられるから、今こそ頑張ろう」と塚本校長も温かく激励しました。そして大晦日・正月特訓で大きな達成感を得て、そのまま3学期も全力で走りぬきました。
勉強量の多さが合格への強い自信を生み出す
学校選択問題の科目である数学や英語では難易度の高い問題が出題されるため、安易に解き方を覚えるのではなく、しっかり理解するようにしました。また点数を稼げる理社は、覚えてきた内容を完全に定着させるため過去問を多く解き、問題を見た瞬間に答えが出るようにしました。
Uくんはそれまで悩まされていた時間配分について、問題を見たときに何を最優先するかを判断し、迷わず解ける問題から取り掛かれるようになりました。
Eくんは数多くの過去問を解く中で問題を正しく解くスピードが上がり、その分問題を見直すゆとりが生まれ、ミスが激減していました。
振り返れば夏特訓、VVコース、大晦日・正月特訓と特別講座ごとに大きく成長しながら、校舎での地道な学びにおいても実力の底上げができていたのです。
試験当日、2人はここまで勉強したのだから合格できないわけがないと強く信じていました。そして塾に通わせてくれた両親や、真剣に悩みや心配を受け止めてくれたこうゆうかんの教師への感謝の想いも湧いていました。結果は信じた通り、2人とも合格。
Uくんは県立川越高校、Eくんは県立所沢北高校に進学し、受験勉強で得た自分に妥協しない学びをこれから続けていこうと固く決意をしています。